一方「フェアウェイど真ん中の安全策ではなく、OBギリギリを狙って作りました」というのは走りの味付けをした運動性能開発グループの馬郡和哉さ ん。今回は乗る前にエンジニアに話を聞いたのだが、久々に驚いた。このジューク、コンセプト的に物凄く攻めているのだ。前述の言葉からも分かるように、良 くある無難なマーケティングで作ったわけではない。
正確に言えばマーケティングはしまくっているが、ターゲット設定が普通ではない。ここ数年、日産は特殊な手法でコンセプト作りをしており、ユー ザー像を1人の人間に定め、その人向けにテイストを練り上げる。
今回のターゲットとなったのは30歳独身のイギリス人男性、ウィリアム君。ウィリアム君は実在の人物で、現在乗っているのはルノー・クリオ(日本 名ルーテシア)で、着ている服はヒューゴボスほか。ジュークはそんな彼の心に刺さるように作られた。